ヒュウガカサゴ

代表的な呼び名オニカサゴ

ヒュウガカサゴの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
20cm SL前後になる。やや側へんする。眼下骨系は3棘以上。主鰓蓋骨の先は分枝しない。後頭部分に長方形の深いくぼみがあるり、その前の辺(垂直に高くなる部分)は真っ直ぐか、微かに前方に湾入する。[高知県宿毛市 20cm SL・318g]
後頭部分に長方形の深いくぼみがあるり、その前の辺(垂直に高くなる部分)は真っ直ぐか、微かに前方に湾入する。
20cm SL前後になる。やや側へんする。眼下骨系は3棘以上。主鰓蓋骨の先は分枝しない。後頭部分に長方形の深いくぼみがあるり、その前の辺(垂直に高くなる部分)は真っ直ぐか、微かに前方に湾入する。[鹿児島県南さつま市笠沙]
後頭部分に長方形の深いくぼみがあるり、その前の辺(垂直に高くなる部分)は真っ直ぐか、微かに前方に湾入する。
眼下骨系は3棘以上。主鰓蓋骨の先は分枝しない。

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珍魚度・珍しさ★★★★
正に珍魚・激レア生物
魚貝の物知り度 ★★★★★
知っていたら学者級
食べ物としての重要度 ★★
地域的、嗜好品的なもの
味の評価度 ★★★★
非常に美味
分類
顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目カサゴ亜目フサカサゴ科オニカサゴ属
外国名
Hairy stingfish
学名
Scorpaenopsis venosa (Cuvier, 1829)
漢字・学名由来

漢字 日向笠子 Standard Japanese name / Hyuugakasago
由来・語源 日向(宮崎県)で見つかった個体が、Randall and Eschmeyer によって、Scorpaenopsis venosa と同定されたが、和名がなかったために、和名をつけた。[日本産フサカサゴ科オニカサゴ属魚類 (Scorpaenidae)の分類学的検討 本村浩之 2004]

Cuvier
バロン・ジョルジュ・レオポルド・クレティアン・フレデリック・ダゴベール・キュヴィエ(Baron Georges Léopold Chrétien Frédéric Dagobert Cuvier 1769-1832)。フランスの分類学者。キュビエとされることが多い。スエーデンのリンネ、フランスのビュフォンの分類体系に解剖学や古生物学などを加味して現在の形の礎を作った巨人のひとり。
地方名・市場名

概要

生息域

海水魚。
和歌山県串本、高知県土佐湾・宿毛湾、宮崎県、鹿児島県南さつま市笠沙・屋久島。
台湾北西部・南部、インド洋-西太平洋。

生態

基本情報

和歌山県以南に棲息しているが希に水揚げされる程度。他のオニカサゴ属の魚と区別するのはとても難しく、単にカサゴとして扱われている可能性が高い。
珍魚度 非常に珍しい、珍魚。個体数も少ないけれども、同定できないために珍魚となっている可能性がある。

水産基本情報

市場での評価/流通上見ていない。流通してもオニカサゴとされている可能性が高い。
漁法/定置網
産地/高知県、宮崎県、鹿児島県

選び方・食べ方・その他

選び方

原則的に身に張りがあり、色の濃いもの。退色していないものがいい。

味わい

旬は不明。
鱗は柔らかく取りやすい。皮は厚みがある。骨は比較的柔らかい。
透明感のある白身で熱を通しても硬く締まらない。

栄養

危険性など

棘が強く鋭い。刺さると怪我をする。

食べ方・料理法・作り方

ヒュウガカサゴの料理・レシピ・食べ方/煮る(煮つけ)
ヒュウガカサゴの煮つけ カサゴ類(フサカサゴ科・メバル科)の基本的な料理法が煮つけである。煮ても硬く締まらず、身に甘味がある。しかも上品で嫌みがない。もっとも味わい深いのは皮で、ここにうま味がある。
水洗いして切れ目を入れる。湯通しして冷水に取り、残った鱗やぬめりを流す。水分をよくきり、酒・砂糖・醤油・水で煮る。

好んで食べる地域・名物料理

加工品・名産品

釣り情報

歴史・ことわざなど