ゲンゲ

一般的に「ゲンゲ」と呼ばれる水産物についてのまとめページです。

一般流通するゲンゲ


ゲンゲ科(Eelpout)でゲンゲがつくものをゲンゲとしたが、厳密には流通にのるものを、真のゲンゲとした。
ゲンゲ科の魚は和の料理で考えると価値が低いものの、韓国などでの料理法で料理すると非常に美味である。
より多くの種が流通するといいと考えている。

「ゲンゲ」と呼ばれる水産物一覧

印は「ゲンゲ」ですがそれ以外はゲンゲの仲間ではありません。

  • アゴゲンゲ

    海水魚。水深200-1433m。 北海道オホーツク海沿岸、北海道〜島根県の日本海沿岸、大和堆。釜山・朝鮮半島東岸、沿海州、間宮海峡。日本海や北海道の底曳き網で揚がるものだが、流通にはのらないもので、要するに雑魚のたぐいだ。 産地では味のよさが知られていて、細々と自家消費、もしくは狭い範囲で取引されている。 大きくなる魚・・・
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  • カムチャッカゲンゲ

    海水魚。水深70-1950m。 北海道オホーツク沖、北海道〜茨城県の太平洋沖。 オホーツク海、千島列島、カムチャッカ半島南東部。茨城県以北の太平洋、オホーツク海に生息している。底曳き網などで希に揚がるもので詳細はまったくわからない。流通したことがないと思われ、当然、一般的な食用魚ではない。 ゲンゲ科の魚は料理法次第で非・・・
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  • カンテンゲンゲ

    海水魚。水深200m〜1620m。 北海道オホーツク海沖、北海道〜千葉県銚子の太平洋沖、秋田県、新潟県佐渡。国内では北海道から銚子までの深海に多い。 底曳き網で揚がるもので、関東にも岩手県、福島県などから入荷がある。ただしまだ利用法などが知られていないので人気は薄く、希にスーパーなどにも並ぶ程度。 珍魚度
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  • クロゲンゲ

    海水魚。水深141-930m。 北海道日本海・オホーツク海沿岸、大和堆、新潟県、富山湾、石川県、京都府経ヶ岬、兵庫県香住・津居山、島根県隠岐、山口県日本海沖。朝鮮半島東岸中北部、日本海北部沿岸、間宮海峡。産地周辺でのみ流通。 歩留まりが悪いので小型は捨てられている。
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  • シロゲンゲ

    海水魚。水深199-1620m。 北海道オホーツク海沿岸、北海道〜銚子の太平洋沿岸、希に相模湾、八丈島沖。 オホーツク海、ベーリング海、アラスカ湾。北海道以南の太平洋側にいる深海魚だが、三陸などからときどき入荷してくる。 ときどきまとまって入荷してくるが、馴染みがないので安い。 料理法によってはおいしい魚なので利用して・・・
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  • タナカゲンゲ

    海水魚。水深120-870m。 北海道オホーツク海、北海道〜山口県の日本海沿岸。 朝鮮半島東岸中北部、間宮海峡、サハリン南岸、サハリン周辺のオホーツク海。1m以上になる大型魚で、日本海、オホーツク海で水揚げされている。ズワイガニなどをとる底曳き網に混ざるもので、日本海側の産地でしばしば出合うことができる。最近では関東に・・・
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  • ノロゲンゲ

    海水魚。水深200〜1800メートル。 北海道〜山口までの日本海、大和堆、北海道〜宮城の太平洋沿岸。朝鮮半島東岸沖、ピーター大帝湾、オホーツク海、ベーリング海。日本海での底曳網、カニ漁の副産物。 古くは捨てられていたもの。 産地で食用となって流通していたもの。 テレビなどで取り上げられるようになって、知名度は上がってい・・・
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