202510/31掲載

中国産でアカガイの季節チェック

中国産でもアカガイ好きの欲望を満たせる


6,7月にアカガイの味が落ちる。これが秋になり回復してくる。
一年を通してみると11月のアカガイは2、3月と比べると落ちるがとても美味である。
毎年一月に2、3回ずつ味見しているが、今年の10月はこれが最初で最後になりそう。

もちろん中国産だが、これが町のすし屋の定番といえる。
1個120g前後なのですし屋も使いやすいだろう。
ちなみに宮城県や瀬戸内海、大分県のものと比べると確かに味は少々落ちるとは思うけど、毎日味見するとか、並べて食べないとわからないレベルだと思っている。

さて、10月の中国産は身がふくらんで弾力がある。
強い甘味があり、ほどよい渋味がある。
端的においしいと思う。
この味なら半額の中国産は悪くない。

アカガイ好きで年間を通して食べているが、今回はとてもおいしかった。
深夜酒に中国のアカガイもいいと思うな。

国産はとても手が出ないが、ほどよい値段で重さもちょうどいい


八王子卸売協同組合、舵丸水産で中国産のアカガイを買った。
国内のものを買いたいがとても手が届かない。
アカガイは北海道から九州までの浅い泥地に棲息している。
高度成長期以来の乱開発で国内の産地はじょじょに減っている。
中国産、韓国産もいつまであるんだろう。

身には膨らみがあり、安定期にあることがわかる


1ヶ月ぶりのアカガイは身がふくらみ、弾力がある。
甘味も強く味も上々である。

このコラムに関係する種

アカガイのサムネイル写真
アカガイBroughton'sribbed ark, Bloody clam海水生。水深5-50mの砂泥地。北海道南部から九州。沿海州〜東シナ海。内湾の砂泥地。ロシア、朝鮮半島、中国。・・・・
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