
40mm SL 前後になる。殻は硬くてやや厚みがある。螺塔は低い。光沢があり、じぐざく形の線模様が無数に走っている。溝状の縫合は体層にのみ見られる。殻の内面は紫色。
マクラガイの生物写真一覧 (クリックで上に拡大表示)





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	- 珍魚度・珍しさ ★★★
 がんばって探せば手に入る
- 魚貝の物知り度 ★★★★
 知っていたら達人級
- 食べ物としての重要度 ★
 食用として認知されていない
- 味の評価度 
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 分類軟体動物門腹足綱新生腹足上目吸腔新腹足下目Olivoidea 上科マクラガイ科Oliva属外国名学名Oliva mustelina Lamarck, 1811漢字・学名由来漢字/枕貝 Standard Japanese name / Makuragai
 由来・語源/江戸時代などに使われてた筒状の枕に似ているため。『六百介品』より。六百介品
 江戸時代に作られた彩色図譜。『群分品彙』とも。600種ほどの貝類を漢名、和名で紹介したもの。甲介群分品彙を元にしたもので、武蔵石寿の編纂による。
 武蔵石寿
 武蔵石寿(むさし・せきじゅ 玩珂停、明和3-万延元年 1766-1861)。石寿は号、本名は武蔵孫左衛門。250石取りの旗本。赭鞭会。本草学、貝類。西洋の新しい分類学も取り入れようとしていた。『目八譜』(掲載1064種)、『甲介群分品彙』(掲載605種)、『介殻稀品撰』など。現在使われている標準和名の多くがここから来ている。地方名・市場名 ?生息域海水生。潮間帯〜水深30m付近の砂地。
 房総半島・男鹿半島以南の熱帯インド-西太平洋。生態ー基本情報本州の温かい海域の浅場にいる小型の巻き貝。
 小さい上に量がとれないので食用とはなっていないし、食べたという人もほぼいない。
 形が面白くきれいなので、貝の収集の対象となっている。
 珍しさ度 流通しないので自分で採取する。もしくは浜辺などで貝殻を探すしかない。水産基本情報ー選び方ー味わいー栄養ー危険性などー食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)ー好んで食べる地域・名物料理ー加工品・名産品ー釣り情報ー歴史・ことわざ・雑学などー参考文献・協力協力/島谷将之さん・星野健一郎さん(拓洋丸)・中務謙吾さん(すべて新潟県新潟市西区五十嵐新川)
 『日本近海産貝類図鑑 第二版』(奥谷喬司編著 東海大学出版局)、『日本及び周辺地域産軟体動物総目録』(肥後俊一、後藤芳央 エル貝類出版局)





 
					 
					

