
20cm SL 前後になる。前鰓蓋骨いちばん下部角に黒色の斑紋があるが、ときに薄い。前鰓蓋骨いちばん前下にも小さな斑紋があることがある。体色は銀灰色、少し銅を思わせる色合いなどがある。背鰭前半に黒い斑紋のあるものと、ないものとがある。尻鰭基部に黒い筋状のラインはない。尾鰭の先端は尖るが先が伸びることはない。[前鰓蓋骨いちばん前下にも小さな斑紋があるタイプ]
マタナゴの生物写真一覧 (クリックで上に拡大表示)
![20cm SL 前後になる。前鰓蓋骨いちばん下部角に黒色の斑紋があるが、ときに薄い。前鰓蓋骨いちばん前下にも小さな斑紋があることがある。体色は銀灰色、少し銅を思わせる色合いなどがある。背鰭前半に黒い斑紋のあるものと、ないものとがある。尻鰭基部に黒い筋状のラインはない。尾鰭の先端は尖るが先が伸びることはない。[前鰓蓋骨いちばん前下にも小さな斑紋があるタイプ]](https://www.zukan-bouz.com/public_image/Fish/1772/Thumb630/matanago0.jpg)
![20cm SL 前後になる。前鰓蓋骨いちばん下部角に黒色の斑紋があるが、ときに薄い。前鰓蓋骨いちばん前下にも小さな斑紋があることがある。体色は銀灰色、少し銅を思わせる色合いなどがある。尻鰭基部に黒い筋状のラインはない。尾鰭の先端は尖るが先が伸びることはない。[宮城県気仙沼市唐桑町広田湾側 前鰓蓋骨いちばん前下にも小さな斑紋がないタイプ]](https://www.zukan-bouz.com/public_image/Fish/1772/Thumb630/PA240014.jpg)
![20cm SL 前後になる。前鰓蓋骨いちばん下部角に黒色の斑紋があるが、ときに薄い。前鰓蓋骨いちばん前下にも小さな斑紋があることがある。体色は銀灰色、少し銅を思わせる色合いなどがある。尻鰭基部に黒い筋状のラインはない。尾鰭の先端は尖るが先が伸びることはない。[前鰓蓋骨いちばん前下にも小さな斑紋がないタイプ]](https://www.zukan-bouz.com/public_image/Fish/1772/Thumb630/matanago.jpg)
![20cm SL 前後になる。前鰓蓋骨いちばん下部角に黒色の斑紋があるが、ときに薄い。前鰓蓋骨いちばん前下にも小さな斑紋があることがある。体色は銀灰色、少し銅を思わせる色合いなどがある。尻鰭基部に黒い筋状のラインはない。尾鰭の先端は尖るが先が伸びることはない。[宮城県唐桑湾 前鰓蓋骨周辺の斑紋が非常に小さく不鮮明なタイプ]](https://www.zukan-bouz.com/public_image/Fish/1772/Thumb630/20230821995.jpg)
![20cm SL 前後になる。前鰓蓋骨いちばん下部角に黒色の斑紋があるが、ときに薄い。前鰓蓋骨いちばん前下にも小さな斑紋があることがある。体色は銀灰色、少し銅を思わせる色合いなどがある。尻鰭基部に黒い筋状のラインはない。尾鰭の先端は尖るが先が伸びることはない。[体内にいた稚魚]](https://www.zukan-bouz.com/public_image/Fish/1772/Thumb630/matanago00.jpg)
![前鰓蓋骨いちばん下部角に黒色の三日月型の斑紋があり、前方下方にはない。[産地不明]](https://www.zukan-bouz.com/public_image/Fish/1772/Thumb630/20081001330.jpg)
![前鰓蓋骨いちばん下部角に黒色の三日月型の斑紋があり、前方下方にはない。[神奈川県横須賀市走水]](https://www.zukan-bouz.com/public_image/Fish/1772/Thumb630/20180607412.jpg)

![前鰓蓋骨いちばん下部角に黒色の斑紋があるが、薄い。前鰓蓋骨いちばん前下にも小さな斑紋があることがある。[前鰓蓋骨いちばん前下にも小さな斑紋があるタイプ]](https://www.zukan-bouz.com/public_image/Fish/1772/Thumb630/matanago00000.jpg)
![前鰓蓋骨いちばん下部角に黒色の斑紋があるが、薄い。前鰓蓋骨いちばん前下にも小さな斑紋があることがある。[前鰓蓋骨いちばん前下に小さな斑紋がないタイプ]](https://www.zukan-bouz.com/public_image/Fish/1772/Thumb630/matanago0000.jpg)



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	- 珍魚度・珍しさ ★★★
 がんばって探せば手に入る
- 魚貝の物知り度 ★★★★★
 知っていたら学者級
- 食べ物としての重要度 ★★
 地域的、嗜好品的なもの
- 味の評価度 ★★★
 美味
 分類硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目スズキ亜目ウミタナゴ科ウミタナゴ属外国名学名Ditrema temminckii Katafuchi and Nakabo, 2007漢字・学名由来漢字 真鱮 Matanago
 由来・語源 神奈川県三崎の呼び名だと思う。三崎では体色によって呼び分けていた。従来、「マタナゴ」、「アオタナゴ」、「アカタナゴ」の3形があることは知られていた。「マタナゴ」はいちばん普通の浅場にいる種とされていた。それで「真」がついたのだと思う。ウミタナゴ1種だった。本種は2007年に新種記載、標準和名が決まった。Nakabo
 中坊徹次(1949年京都府生まれ)。魚類学。魚類の分類の上で多大な功績を残す。また魚類検索を一般人の手の届く形にする。魚類検索という意味合いでは松原喜代松の後継者とみてもいいかも。地方名・市場名 ?生息域海水魚。浅い岩礁域や周辺の砂地。
 [宮城県気仙沼市唐桑半島北岸・小鯖漁港]、千葉県〜和歌山県の太平洋沿岸、紀伊水道、瀬戸内海、豊後水道。
 浅い岩礁域。
 注/生息域はまだ正確にはわかっていない。生態5月から7月初旬にかけて仔魚を産む、胎生。
 環形動物(多毛類)、甲殻類など底生生物をえさとする。基本情報旧ウミタナゴである(ウミタナゴ、アカタナゴ、マタナゴ、アオタナゴ)などは食用魚としては単に「たなご」として流通するが、関東などでは希。またマタナゴとウミタナゴの区別は非常に難しい。
 本州から九州の太平洋側にいるものと思われる。主に定置網でとれる。利用している地域としていない地域とがあり、利用していた地域でも、利用度が下がり、認知度も落ちてきている。実際に多くの地域で非常に安く、またときに廃棄されている。未利用魚のひとつだ。
 産地周辺でも食用となっていて、比較的ローカルな存在である。
 珍魚度 まったく珍しい魚ではないが、見つけても同定能力(魚類学的知識)が必要となる。水産基本情報市場での評価/希に入荷してくる。とても安い。
 漁法/定置網
 産地/選び方触って張りのあるもの。味わい旬は不明。
 鱗は円鱗で柔らかく取りやすい。皮はやや硬い。骨はあまり硬くない。
 繊維質ではない白身で血合いは弱く赤くない。熱を通しても硬くならないがぼろぼろする。栄養ー危険性などー食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)マタナゴの料理・レシピ・食べ方/煮る(煮つけ)、焼く(塩焼き)、汁(みそ汁)![クリックで拡大表示]() クリックで閉じます クリックで閉じます![]() 
 マタナゴの塩焼き(タナゴの塩焼き) もっとも基本的な料理法だと思っている。水洗いして水分をよくきり、振り塩をする。1時間以上寝かせて(この状態で冷凍保存してもいいし、1日以上寝かせてもいい)、表面に出て来た水分をよく拭き取り、じっくりと焼く。皮目が非常に香り高く、上品で嫌みのない味わいである。
 好んで食べる地域・名物料理祝いに食べる 宮城県気仙沼ではお食い初めや地鎮祭、上棟式などの祝い事に塩焼きにして食べる。[佐藤誠さん(気仙沼濱喜)]加工品・名産品ー釣り情報ー歴史・ことわざ・雑学などー参考文献・協力協力/佐藤誠さん(濱喜/宮城県気仙沼市)
 『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会 20130226)









 
					 
					

