
長さ30cm以上になる。黄色みがかった緑色。円柱形で細く太さは1mm前後にしかならない。触った感じは柔らかく、ねばりが強い。
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![長さ30cm以上になる。黄色みがかった緑色。円柱形で細く太さは1mm前後にしかならない。触った感じは柔らかく、ねばりが強い。[ホンダワラについた状態]](https://www.zukan-bouz.com/public_image/Fish/420/Thumb630/moduku0.jpg)
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	- 物知り度 ★★★★
 知っていたら達人級
- 食べ物としての重要度 ★★
 地域的、嗜好品的なもの
- 味の評価度 ★★★★
 非常に美味
 分類植物界褐藻植物門褐藻綱ナガマツモ目モズク科モズク属(モズク属)外国名学名Nemacystus decipiens (Suringar) Kuckuck, 1930漢字・学名由来漢字 藻着、藻付、藻屑、水雲、海雲、毛豆久、海蘊 Moduku, Mozuku
 由来・語源 〈鳴戸(鳴門)海雲は保多和羅(ホンダワラ)の花であるとの説がある〉『本朝食鑑』(人見必大 島田勇雄 訳注 1697)からすると、藻付、藻着が正しいとなる。今でも「花もずく」という言葉は残っている。
 ホンダワラなどの海藻に付着する性質から。
 モニツクメ(藻につく芽)の意味。地方名・市場名 ?生息域海水生。低潮線付近のホンダワラ類、特にヤツマタモク
 太平洋中南部、瀬戸内海、九州、日本海沿岸。生態低潮線周辺のホンダワラ類に絡まる。ホンダワラではヤツマタモクに絡まることが多いのだというが、今回のものはマメダワラについていた。
 春〜夏にかけて内湾などの波の静かなところで繁茂する。基本情報ホンダワラなどに絡みつく非常に細い海藻。日本各地で春から夏にかけて水揚げされており、古くから親しまれてきた。春の歳時記、季語ともなっている。
 それが現在ではとれる量が激減、非常に高価なものとなっている。特に春先に出回る走りの「花モズク」は超高級品だ。水産基本情報市場での評価 塩蔵品、ゆでて、生で入荷してくる。量的に少なく、高価。
 漁法 採取
 産地 長崎県、三重県、新潟県ほか選び方粘液が透明なもの。味わい晩春から初夏にかけてが旬。
 フトモヅク(フトモズク)、イシモヅク(イシモズク)とは違い、より細く粘り気があり、細く団子状になりやすい。また細くやや柔らかい。栄養ー危険性などー食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)好んで食べる地域・名物料理ー加工品・名産品釣り情報ー歴史・ことわざ・雑学など鳴門のもずく 〈味は柔脆、生食するが、煮ても佳い。一種に、極く細く、乱髪のようで青黒色のものがある。阿波の鳴戸(鳴門)の灘に最も多い〉『本朝食鑑』(人見必大 島田勇雄 訳注 1697)参考文献・協力協力/魚喰民族 石田拓治さん(長崎県長崎市)、平本勝美さん(日美丸 広島県倉橋島)
 同定他/千葉県立中央博物館海の博物館 菊地則雄さん











 
					 
					

