宇和ゴールドはいつまであるの?

黄色いのにボク好みの味のみかん


ボクの生まれ故郷、徳島県の旧美馬郡には吉野川右岸にボクの故郷、貞光町があり、対岸の左岸の美馬町には親戚がいっぱい暮らしていた。
ボクの町は商業の町で、対岸は農業の町だった。
対岸で目立っていたのがハッサク畑だった。その頃、香酸柑橘類のスダチは美馬郡にはなく、徳島県東部のものだった。美馬郡の柑橘類は柚子とハッサクだけだった、気がする。
温州ミカンは買わなければいけないけど、ハッサクはただだったので冬から春にかけて来る日も来る日もハッサクの日々だった。
当然、みかん類は3月くらいには終わるものと思っていた。

ところが八王子総合卸売センター、八百角の店の前は黄色いミカンだらけなのだ。
なんだこれはと聞くと、「美生柑よ、宇和ゴールドなの、おいしいよ」というので買ってきた。
皮がぼてぼてするグレープフルーツのようなものだけど、グレープフルーツほど水分が多くない。
クレープフルーツのような苦味がなく、甘味が少しだけ強い。
すっぱいのが苦手なボクにも食べられる。
それにリンゴ剥きした皮からいい香りがする。

河内晩柑の河内は大阪の河内ではない


本当の名は河内晩柑というみたいだ。
叔父が柑橘類の研究家で、いろんな品種を作っていた。
たしか「なんぞ発見したい」と言っていた。
柑橘類を調べていると、よく発見という言葉が出てくる。
河内晩柑も「大正時代に熊本県河内村(現熊本県熊本市河内町河内)の西村徳三郎の庭で発見された」とある。
大阪の河内かと思ったら熊本県の河内だった。
でも、でも、やはり、発見されたんだ。


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