コウイカのトマト煮込みクスクス添え

関東平野で買ったクスクスとコウイカを一緒に食らう


今回のクスクスは関東平野のどこかで買ったものだ。
日本各地で車を走らせると食材でいろんな国に行くことが出来る。
世界中の食材の店があり、クスクスなどもいろんな国のものが手に入る。

クスクスの戻し方は、群馬県大泉町のブラジルスーパーで会ったオバチャンが伝授してくれたもの。
クスクスと同じ量よりも少し多めの水を沸かして、クスクスを入れて、塩とオリーブオイルを入れてかき混ぜて火を止める。
10〜15分蒸らす、というもの。

これを皿に盛り上げて、コウイカのトマト煮込みをかける。
ずんずんとクスクスがトマト煮込みの汁を吸い込んでいく。
トマトと一緒に煮込んだイカは食感があるものの、柔らかいままで甘味がある。
短時間しかイカを煮ていないのに、煮汁にもしっかりイカの風味が移っている。
汁を吸ったクスクスはそんなにうまいとは言えないが、やはりうまいのかも知れないと思う、不思議な味である。
日東紅茶をでかい器で作って、これがボクの昼ご飯なり。

ちょっとパサついて、微かに苦味のあるクスクスにとてもトマト煮込みが合う、というのも発見である。
クスクスはまだ何箱かあるので、時々日常に活かしていきたい。

コウイカは漁の盛り、大型が揚がる時季でもある


フーディソンの星野健一郎さんに福島県相馬市産の「えぞはりいか」を送ってもらった。愛知県の鈴木項太さんからはコウイカが来た。
「えぞはりいか」はどう見てもコウイカだった。
コウイカ・コウイカで当然刺身にもしたが持て余した。
これでいろんなものを作る。

お昼ご飯はあるものだけで作るのが地球に優しい


冷蔵庫から使えそうな野菜を探す。
種なしの赤ピーマン、新玉ねぎ、イタリアンパセリ、トマト。
ここにコウイカの耳の部分と刺身切り落としで、トマト煮込みを作る。

ゆっくり素材のうま味を油に放出させる


野菜は適当に切る。
にんにくの香りをつけたオリーブオイルで、じっくりできるだけ弱火で炒める。
フランス料理のシュエである。

トマトにはすべての素材を一体化させてくれる力がある


ここにトマトを加えて少しソテーする。
トマトは火を通しすぎないようにしたい。

トマトが溶けてきたら、弱火にして細かく切ったイカを加える。
塩コショウで味つけする。
星野健一郎さん、鈴木項太さんに感謝したい。
フーディソン
https://foodison.jp/
項明水産
https://komeisuisan.com/


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