銭州のツムブリは久しぶり
7月なのにもう十二分にうまいツムブリ

年間を通して、いろんな大きさのツムブリを食べているが、やはり2㎏以上がおいしい。
旬は8月以降で秋が深まると脂が乗ってくる。
7月の3㎏ものは小さな白子を抱えていた。
産卵はまだまだ先である。
毎年、8月後半から脂が乗ってくるので、7月はまだ脂の乗りはわるい。
ただ獲物を飽食しているのだろう。
刺身は食感がほどよく強いうま味がある。
この味が舌の上で延々と残る。
細長い魚の尾は切り捨ててはならぬ

ついでに尾柄部(尾鰭と体幹部分の間にある細い部分)から指2本分くらい前の部分の刺身。
とても筋っぽいが、実はこの筋がうまい。
噛めば噛むほど味が浮き上がってくる。
この歯触りだって御馳走である。
7月、まだ早いと思っていたツムブリがやたらにおいしいのにビックリする。
ツムブリは脂の乗りより身のうま味と食感かも。
これで長野市の「若緑 本醸造」のグラスに氷を放り込んで正一合。
尾の身にとても合う。