シドロガイ

Scientific Name / Doxander japonicus (Reeve, 1851)

代表的な呼び名シドロ

シドロガイの形態写真

70mm SL 前後になる。薄茶色の地に白い斑紋が散らばる。ほぼ白という個体もある。紡錘形で外唇が外側に伸びる。殻口は白く外唇にそって溝が並んでいる。殻口の前水管溝のの右側にStromboid notch という眼を覗かせるための湾入がある。[三河湾産 65mm SL]
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70mm SL 前後になる。薄茶色の地に白い斑紋が散らばる。ほぼ白という個体もある。紡錘形で外唇が外側に伸びる。殻口は白く外唇にそって溝が並んでいる。殻口の前水管溝のの右側にStromboid notch という眼を覗かせるための湾入がある。[三河湾産 65mm SL]70mm SL 前後になる。薄茶色の地に白い斑紋が散らばる。ほぼ白という個体もある。紡錘形で外唇が外側に伸びる。殻口は白く外唇にそって溝が並んでいる。殻口の前水管溝のの右側にStromboid notch という眼を覗かせるための湾入がある。[三河湾産 65mm SL]70mm SL 前後になる。薄茶色の地に白い斑紋が散らばる。ほぼ白という個体もある。紡錘形で外唇が外側に伸びる。殻口は白く外唇にそって溝が並んでいる。殻口の前水管溝のの右側にStromboid notch という眼を覗かせるための湾入がある。[三河湾産 65mm SL]70mm SL 前後になる。薄茶色の地に白い斑紋が散らばる。ほぼ白という個体もある。紡錘形で外唇が外側に伸びる。殻口は白く外唇にそって溝が並んでいる。殻口の前水管溝のの右側にStromboid notch という眼を覗かせるための湾入がある。[三河湾産]70mm SL 前後になる。薄茶色の地に白い斑紋が散らばる。ほぼ白という個体もある。紡錘形で外唇が外側に伸びる。殻口は白く外唇にそって溝が並んでいる。殻口の前水管溝のの右側にStromboid notch という眼を覗かせるための湾入がある。[三河湾産]
    • 珍魚度・珍しさ

      ★★★
      がんばって探せば手に入る
    • 魚貝の物知り度

      ★★★★★
      知っていたら学者級
    • 食べ物としての重要度


      食用として認知されていない
    • 味の評価度

      ★★★★
      非常に美味

    分類

    軟体動物門腹足綱前鰓亜綱盤足目ソデボラ超科ソデボラ科(スイショウガイ科)オハグロシドロ(Doxander)属

    外国名

    学名

    Doxander japonicus (Reeve, 1851)

    漢字・学名由来

    漢字 志登呂 Standard Japanese name / Shidoro
    由来・語源 『六百介品』より。
    長い鎌(かま)のような形をしたふたを使って、しどろもどろ動くため。
    シドロフドロは1対で語られる 波部忠重は、〈シドロとフドロはよく似ている貝である〉として、〈殻からよくみえる眼をのぞかせてあたりを見回すが、歩くときだす足は普通の巻き貝のように平たい足ではなくて、細く、その足の先には爪のようなふたがあって、これを突張って、ことりことりと歩く。この姿は、人が酒によって足をからませている姿に似ているので、シドロと呼ぶのであるが、なぜフドロと呼ばないのであろうか、これはわからない〉『カラーブック 日本の貝』(波部忠重 保育社 1968)
    シノニム/Strombus (Doxander) japonicus Reeve, 1851 、Strombus japonicus Reeve, 1851

    地方名・市場名

    生息域

    海水生。潮間帯下部から水深50メートルの砂地。
    房総半島から九州。

    生態

    藻類やデトリタスなどを食べている。

    眼と眼柄 本種は眼が発達している。 stromboid notch という貝殻の口の部分に丸い切れ込みがあり、そこから眼柄で眼をのぞかせてエサを探す。足は細く棒状で左右に眼柄があり、先に眼がある。

    基本情報

    千葉県以南の浅い海域の砂地に生息している。とてもきれいな巻き貝で収集の対象にもなっている。
    底曳き網やカゴ漁で混ざるもので、まとまってとれることはとても少ない。
    他のソデボラ科同様に非常に味がよいものの、めったに流通しないので認知度はゼロに近い。
    珍しさ度 水揚げ量が非常に少ない。底曳き網やカゴ漁で揚がるが、手に入れるのは至難。

    水産基本情報

    市場での評価/流通上見ていない。
    漁法/底曳き網
    産地/愛知県

    選び方

    原則的に生きているもの。

    味わい

    旬は不明。
    貝殻は厚みがあってやや硬い。軟体は小さいが火を通すと取りだしやすい。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    シドロガイの料理・レシピ・食べ方/煮る(塩ゆで、醤油煮)
    シドロガイの塩ゆで ふた(爪)を持つとすんなり身が引き出せる。砂を噛んでいることが多いので、ゆで汁を残して置いて、洗いながら食べる。足の部分には甘みがある。わたには強いうま味がある。
    ザルなどに入れてざくざくと洗う。水をきり、塩水を冷たい状態から8分くらい煮て、そのまま冷ます。

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    協力/池田等さん(神奈川県) 佐藤厚さん(長崎県雲仙市) 鈴木項太さん(項明水産 愛知県阿久比町 ■https://komeisuisan.com/)
    『日本近海産貝類図鑑』(奥谷喬司編著 東海大学出版局)、『日本及び周辺地域産軟体動物総目録』(肥後俊一、後藤芳央 エル貝類出版局)、『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社)、『カラーブック 日本の貝』(波部忠重 保育社 1968)、『貝類学』(佐々木猛智 東京大学出版局 2010)

    地方名・市場名

    バイ
    場所和歌山県加太港 参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社) 
    ヨウダレニシ
    場所岡山県倉敷市下津井 参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社) 
    ハネコシ
    場所岡山県笠岡市北木島村飛鳥 参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社) 
    ヨウダレクリ
    場所香川県さぬき市志度町小田苫張 参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社) 
    コゼカヤシ
    場所香川県三豊市仁尾町 参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社) 
    ネゼクリ
    場所香川県丸亀市広島町立石 参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社) 
    ヒダリマキ
    場所香川県坂出市沙弥島 参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社) 
    キツケビナ キッチョビナ
    場所鹿児島県阿久根 参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社) 
    ヨナキニシ
    場所岡山県笠岡市北木島村飛鳥 参考文献より。 
  • 主食材として「シドロガイ」を使用したレシピ一覧

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